“Arikata”に込めた想い

Arikataがどのようにして生まれたか、そこに込めた想いをご紹介しています。

<在り方とは>

海外で中間管理職として働いていた頃、締め切りに追われ、判断を求められ、自分の作業も進められない日々が続いていました。朝早くから夜遅くまで働いても、「今日は何をやっていたんだろう」と進捗を感じられず、心は疲弊していきました。

大量のタスクをこなすために、週次で仕事を振り返り、翌週の予定を立て、毎日のタスクを緊急度と重要度で優先順位付けしていました。

しかし、ある時ふと「この緊急度や重要度は誰のためのものだろう?自分にとって本当に重要なのか?」と疑問を持ちました。

その時、「在り方」という考え方に出会い、「何を手に入れるか」「何になりたいか」ではなく「どう在りたいか」が大切だと気づきました。

「どう在りたいか」を基準にタスクを振り分けたり、そのタスクの捉え方を変えたりして、日々の業務をこなしていったところ、達成感を感じられるようになりました。

何か大きな目標を達成した時に充実感を得るのはもちろんそうですが、それだけではなく、日々の生活の中で、自分の向かいたい方向に向かって少しずつ前進していると感じられること。

それがすごく重要だと感じました。

<自分の想いを身につける>

海外の忙しい毎日のリフレッシュのために毎週末は買い物や美味しいものを食べにいくという生活をしていました。

そんな時に必ず通っていたのが楽器店です。

ギターを見ては「かっこいいなぁ」と思ってワクワクしていました。

ただ、少しの時間が経つと「結局、自分はそんなうまく弾けないのにこんなところに来てどうするんだ」と毎回自己嫌悪に陥っていました。

それでも楽器店にギターを見にいくのをやめられませんでした。

そんなある日、一目惚れするギターに出会いました。

買うか迷いましたが、「どうせ買ってもうまく弾けないのに・・・」そんな考えがよぎり、買うのをやめようかと思いました。

でも、その時に「なんで毎回こんな悲しい気持ちになるのにギターを見てしまうんだろう」と思いました。

そこで少しの間考えて、出てきた答えが「あ、ギターが好きなんだ」ということでした。

そんなに好きなら自分が理想とする腕前を身につければいいんじゃないか。今できないからって好きなことを諦めるのは勿体無いんじゃないか。

そんな風に思いました。

その考えに至り、このギターを購入することにしたのと同時に、この想いを形にして置きたいと思いました。

この時の想いを忘れたくないと思ったのと、それを思い出すことでやる気をなくさないようにしたいと思いました。

この時のアイデアがアクセサリー作りへと繋がっていきました。

<Arikataで実現したいこと>

自分の理想の在り方は、「毎日ワクワクしながら生きる」ことです。学生時代から受動的に生きてきた自分だからこそ、日々の充実感を求めているのだと思います。

「どうすれば毎日ワクワクしながら生きていけるのか」そう考えて出てきたのがアクセサリー作りでした。

私のように毎日充実感を感じて生きていきたいと思う人がいて、でもそういう風に感じられなくて、日々悶々としている人が私以外にもいたとしたら。

そんな人が私の提供する何かでやる気がでて、少しでも毎日に充実感を得られるようになったらどんなに良いだろうか。

そんな人に向けて自分が頑張ろうと思った原体験、想いを身近においたら、やる気が沸々と湧いてくるのではないか。

初めて自発的に何かに取り組みたいと思えた瞬間でした。

その想いを形にし、目標に向かっている人の背中を押せるような、そんなアクセサリーを作れたら良いんじゃないか。そう思いました。

こうして生まれたのが「Arikata」です。「在り方」をアルファベット表記にして「Arikata」

Arikataのアクセサリーは、理想の在り方を追求する人々のためのものです。

一つひとつのアイテムに込められたメッセージが、あなたの毎日を彩り、前に進む力になってほしい。

Arikataの実現したいことは「自分の人生に前向きで、充実感を感じながら生きている人を増やすこと」。

ふんわりとでもそこに向かっていると感じることが日々に充実感を与えると思います。

あなたはどう在りたいですか?

Arikataがチタンを使ってアクセサリーを作るわけ

Arikataではチタンという金属を使ってアクセサリーを製作しています。

チタンには軽い、金属アレルギーが出にくい、鮮やかな色をつけることができるという特徴があります。

アクセサリーでよく使用される銀の43%、金の23%、プラチナの21%ほどの重さしかありません。

手に持っていただくと多くの方が「軽い!」と驚かれます。

また、チタンは耐食性が強く、海水や温泉に浸けても色が変化しません。これはチタンが常に強力な酸化被膜に覆われているためで、この性質が金属アレルギーが出にくいという性質にもつながっています。インプラントや人工関節など体内に埋め込む用途にも使われるほどです。

軽く、金属アレルギーが出にくいという性質は身につけていてストレスが少ないということだと思います。

より身につけやすく、身近に置いておけるという性質はArikataのブランドコンセプトにとても相性がよく、理想の在り方を象徴したアクセサリーであるからこそより身につけやすく仕上げたいと考えています。

また、チタンはその鮮やかな発色ができるというのも大きな特徴です。

チタンは酸化皮膜の厚さによる光の干渉現象で、さまざまな色に見える特性を持っています。

この色彩は、チタン自体が生み出しているもので、陽極酸化という方法でその酸化皮膜の厚さをコントロールすることで実現します。

このように、チタンが自らの性質によって多彩な色に変わる姿に、私は人間の成長と重ね合わせることができると思いました。

何かの刺激を受けて自分自身が変化し、理想の姿を目指して努力し、さまざまな情報や経験を取り入れることで成長していく。その過程がチタンの着色過程と似ていると感じたのです。

理想の在り方の実現に向かって自分が成長していき、鮮やかな色彩、才能を発揮するそんな表現がチタンならできると思っています。

チタンは他に金属にはない特徴を持っていて、Arikataのコンセプトに活かすためにチタンを使用しています。